ペットたちの餌は多くの種類が発売され、どの餌を購入すればいいのか迷ってしまうほど。猫の餌も例外ではありません。とても便利であるのに加え、総合栄養食として、愛猫が必要な栄養素をバランス良く摂取することができる市販の餌は、飼い主さんを手助けしています。ですが最近は、手作りで餌を作る人が増えているといいます。愛情たっぷりの手作り餌の作り方と注意しなければいけない点とはどのようなことでしょうか。

 

料理をしている女性

 

手作り餌の作り方

 

手作りの餌を作る人がとても増えていると言います。飼い主が自ら作るため、どのような原料や材料が入っているのか明確であり、安心感を覚える人も多いようです。ですが、総合栄養食とも言われている市販の餌と同じように必要な栄養素をきちんと摂取することができるのか、心配な人も多いでしょう。手作りの餌を作る場合はまず準備が大切。手作り餌を作る手順はこのようになっています。

 

必要なカロリーを知る

手作り餌を作る際、まず愛猫がどれだけのカロリーを摂取するべきか知る必要があります。少なすぎれば栄養不足であり、多すぎれば肥満になる恐れがあるからです。必要なカロリーはこの式を使うと計算することができます。

RER(安静時エネルギー必要量)=70×(体重kg)0.75乗

 

子猫、ダイエット中、妊娠中など愛猫の状況によって変わってきますので、この式は標準体型の成猫の場合に使用します。

 

必要な栄養素を知る

私たち人間には六大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維をバランス良く摂取することが大切であると言われていますが、猫にとって必要な栄養は人間とは違います。私たちと同じように考えてしまうと、愛猫の体に負担をかけてしまうことになるのです。

 

猫はもともと肉食動物です。そのため、肉を構成している栄養素であるタンパク質を多く必要とします。摂取する栄養素の約4分の3はタンパク質であると言われています。


タンパク質が多く含まれる食品・・・肉、魚、豆腐などの大豆製品、卵など

 

残りの4分の1をビタミンやミネラル、食物繊維などを補うために、野菜や果物をプラスします。炭水化物である穀物はほんの少しで大丈夫。なければないで構いません。

加熱し味を整える

さまざまな食材のなかには、生で与えると猫にとって大変危険であると言われているものもあります。食材には火を通しておくのが安全です。味が濃過ぎると腎臓に負担をかけてしまうので、出汁をきかせた薄味で煮込んであげると簡単です。味に飽きやすい猫もいるため、味や食感に変化を付けてあげると良く食べます。

 

手作り餌を与える際注意すべきこと

 

手作りの餌は飼い主さんの愛情がたっぷりと含まれたものです。愛猫の好みに合わせられたり、どのような食材が使われているのか一目瞭然であることも人気の秘密。ですが、手作りであるがゆえに、注意しなければいけないこともあります。

 

使ってはいけない食材を知る

猫にとって食べてはいけない食材が存在します。中には、食べると命の危険があるものもあるのです。猫が食べてはいけないと言われているのはこのような食材です。

 

  • ネギ類(ネギ・タマネギ・ニラ・ミョウガ・にんにくなど)
  • カカオ類
  • ぶどうやレーズン
  • アボカド
  • 生の肉
  • 生の魚
  • 牛乳
  • アルコール
  • アイスクリーム

 

また人間が食べているものを欲しがるからといってむやみに与えてはいけません。私たち人間が食べているものは、猫にとっては基本的に味が濃過ぎます。

 

猫に必要な栄養素を必ず入れる

猫にとって重要な栄養素のひとつにタウリンが挙げられます。猫はタウリン欠乏症になりやすく、不足すると目の病気になりやすいと言われています。タウリンは内臓類などに多く含まれているため、これらの食材も忘れずにプラスしてあげなければいけません。

 

手作り餌だけを与えない

通常販売されている猫の餌は、総合栄養食と言われ、これだけで猫に必要な栄養素が摂取できるすぐれものです。カロリーや栄養バランスが計算された総合栄養食と同じレベルでの餌は、手作りではなかなか作ることができません。毎日手作りの餌を与えていると、摂取しなければいけない栄養素が不足してしまう可能性があります。そのため、毎日ではなく、週に1〜2回を手作りの餌にし、その他に日を市販の餌にするなどの工夫が必要です。

 

まとめ

 

手作りの餌は飼い主が愛猫に示せる愛情表現のひとつ。愛猫はきっとおいしそうに食べてくれるはずです。ですが、与えてはいけないもの、必要不可欠なものなどが細かく決められており、気を付けなければいけないことも。手作り餌を与えるうえで確認すべきことを忘れないようにしましょう。